生活者(教材作家)の視点で書かれた日本の歴史です。この歴史観は、研究者(学者)や教育者(教師)によって学校で教えられる科学的歴史観とは異なる、一般の生活者による常識的(日常の生活観に基づく)歴史観の一つです。
「真理を得る為には、直観と演繹という精神の基本的な誤りようのない二つの能力を使用すれば足りる・・・(真理を得る為の)仕事の背後では、目に見えぬ、極度に純化された常識(コモンセンス)が働いている」(小林秀雄「常識について」)
「やまとごころの歴史観」では、「常識」という言葉をこのように捉え、専門的な「科学」という言葉に惑わされず、日常的な「常識(コモンセンス・やまとごころ)」をもって歴史を認識しようとしています。